なぜカジノでは必ず音楽が流れているのか?

カジノでは、ある種の雰囲気を作り出したり、ムードを保ったりする目的で音楽が流されています。プレイヤーのギャンブル意欲を増したり、心地よくしたりする効果のある曲が好まれるのです。

ここ数十年間で、人気の音楽ジャンルは変わりましたが、現在でもカジノでは、ラスベガス最盛期に流行したジャンルの曲が演奏されています。録音であれ生バンドであれ、カジノの音楽には、各カジノの特徴や客層にマッチした雰囲気を醸し出すという目的があるのです。それは現実のカジノに限らず、オンラインカジノでも同じです。

カジノ来場者に影響を与える音楽

週に一度、カジノに足を運ぶ人は大勢いますが、カジノに隠された仕掛けについて思いを巡らせる人は少ないでしょう。では、音楽は一体、カジノ来場者にどのような影響を与えているのでしょうか。

2014年、ノルウェーの心理社会科学者が、カジノのBGMがギャンブラーに影響を与えるかどうか、さらに、影響するとすれば具体的にどのような影響かを調査しました。実験では、カードゲームを行う回答者にヘッドフォンをつけてもらいました。各ヘッドフォンからは異なる種類の音楽が流されます。

この研究は、ノルウェーのベルゲン大学の心理学の大学院生72名と男性29名の計101名のみが参加する小規模なもので、参加者の年齢は18歳から29歳まで、平均年齢は21歳でした。結論を言えば、テンポの速い曲と遅い曲には、リスクの高いギャンブル行動につながる傾向がある可能性を見出しました。

ただし、対照群がなかった(101人の参加者は全員ゲーム中に音楽を聴いていた)ことで、これは研究デザインの欠点と言えるかも知れません。いずれにせよ、心理社会科学者は、音楽とギャンブラーの行動には関連性があることを発見しました。ゆっくりした曲は、被験者に長時間のプレイを促し、一方で速い曲は、被験者の反応時間を短縮しました。そして賭け行動のほとんどは、比較的短時間のうちに行われていました。

スローテンポの曲

世界のカジノで人気のある音楽ジャンルの一つに、ラウンジミュージックがあります。ラウンジミュージックは1960年代にラスベガスで生まれた音楽で、ゆったりとした雰囲気の中にも繊細なアクセントが効いており、穏やかな気持ちになれるBGMとしてカジノでは親しまれています。

テンポの速い曲

カジノでは、スローな曲とは異なり、夕方から夜にかけてテンポの速い曲が流されます。なぜならこの時間帯は雰囲気が異なり、よりダイナミックなムードとなるからです。アップテンポの曲は、活動的でエネルギッシュな音が多く、カジノフロアにエキサイティングな雰囲気を作り出すことができます。実際、速いテンポの曲を聴くと、人々の賭け行動がより激しくなるという研究結果が複数あります。

ライブミュージック

ライブミュージックは最高に雰囲気を盛り上げてくれます。カジノでは、有名なバンドを雇ってさまざまなジャンル(ジャズ、ポップス、ロック、ブルース)を演奏させています。また、DJを雇ってさらに活況を演出することもあります。また、生演奏の音は外を歩く人々の足を止め、カジノを魅力的に見せて、中に誘ってくれる効果もあります。

まとめ

結論としては、音楽はカジノとプレイヤーに特別な魅力、エネルギー、雰囲気を与えてくれる重要な要素と言えるでしょう。だからこそ、音楽のないカジノなど考えられないのです。